HODINKEE JAPANさんに私自身とTOKIオークション出品モデルについて記事を書いていただきました。「独立時計師菊野昌宏とTOKIオークション出品モデル」
TOKI: Watch Auction Hong Kong Auction 22 November
Two watches will be offered at the Phillips TOKI auction in Hong Kong on November 22.For more information. Please click on the link for more details.
https://www.phillips.com/auctions/auction/HK080624
Lot 110. so
Lot 111. tourbillon2012
2024年8月30日
The FANが手掛ける、ものづくりの魅力を伝える「クラフト×漫画」シリーズの第二作目として、私が独立時計師になるまでの半生を描いた漫画ができました。
2024年6月12日
KAERU「伝統工芸のミカタ」にて伝統工芸についてお話させていただきました。
2024年6月9日
古典時計協会主催「古時計愛好家の集い」にて講演させていただきました。
2024年4月4日
ORIGINALMIND「クリエイターたち」に掲載されました。
I’m not accepting new orders at the moment and don’t decide time to resume. I’m sorry.
時計の受注を一時中止しています。注文再開時期は未定です。ご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。
こちらの不手際で2023年8月から11月8日の間に頂いたお問い合わせが受け取れない状態になっておりました。大変申しわけありません。再送いただければ幸いです。
As our clumsiness, we are unable to view the details of inquiries received between August 2023 and November 8, 2023. I am very sorry. I would appreciate it if you could resend it.
人間に与えられる最も公平な資源は時間です。
1日24時間、生きている限り与えられるものですが、それは有限なものです。
これは、過去も今も未来も変わらない、全く公平な真理です。
人間が1日に出来る仕事量には限界があり、その生涯の中でしか、その技術を研鑽し発揮することは出来ません。
過去の時計師が限りある時間をかけて真摯に作り上げた時計は時代を超えて現代に生き続け、彼らの情熱を私に伝えてくれます。
「2つの手を動かして時計を作る」ことで、過去の時計師も、今の時計師も未来の時計師も同じ「時」を感じることが出来ます。
私は限られた人生の時間の中、過去の時計師と同じように手を動かし、頭を捻り、彼らと同じ道具を使うことで同じ土俵に立ち、彼らを驚かせるような時計を作りたいのです。
そしてその時計はあなたの手を経て、未来の時計師へのメッセージとなるでしょう。
菊野昌宏
なぜ「手作業」なのか。
以前の彼は多くの人々が考えるように、時計を作るためには、大掛かりな機械やたくさんの工具、立派な設備、潤沢な資金が必要だと思っていました。
そして彼には機械も工具も設備も資金もなかったので、時計を作ることは不可能だとあきらめていました。
そんな時、和時計の最高傑作、「万年時計」を分解し調査するプロジェクトの番組を見る機会がありました。その中で、ひとつの歯車が紹介されていました。昔の日本の時計師が一歯一歯ヤスリだけで削りだした歯車でした。それを見て、歯車は専用の機械とカッターで作るものと思っていた彼は衝撃を受けました。そして昔には、現代のような優れた工作機械もコンピューターも存在しないという、当たり前の事実に気がつきました。
何よりもその歯車には、時計を作り上げようとする時計師の強い意志と情熱が感じられました。
彼は強く思いました。「意志と情熱があれば、部品は手作業で作れる。思いのこもった部品で時計が作れる。」と。
こうして「手作業」という彼のスタイルが確立したのです。
Why by hand?
He says, as most people including me, to create a watch oneself, we had to provide a lot of special tools and expensive automatic machines. And mostly, the funds to Possessing none of these
means, he thought that it was impossible to make the watch.
And one day he saw the documentary film for the restoration of
a Japanese old clock-making masterpiece, the myriad year clock.
He was surprised to see the wheel that the watchmaker in old Japan had made up only of files in that program. Until that day, he believed that wheels should be made with machine-tool and CNC
machine.
He should have noted the evidence: in those days these watchmakers had possessed neither computer nor CNC machine !
He felt that these wheels have been cut out with the firm and passionate volition of craftsmen, who tried to achieve a work of quality.
So he spoke to himself. "If I have as much volition and Passion
as this watchmaker before me, I can make parts from my hand.
And I can make the watch from parts of my belief ” prepare those circumstances were most essential.
This is how his conviction has been made.