菊野昌宏

1983年2月8日北海道深川市生まれ

2008年 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ 卒業

2011年 A H C I 準会員  

2013年 AHCI正会員

Masahiro KIKUNO

KIKUNO was born on February 8, 1983.

2005-2008 - Hiko・Mizuno College WOSTEP course.

2011 - AHCI Candidate

2013 - AHCI Member

MAKE

時計の部品制作には、いくつかの工程があり、いくつかの技法があります。

その中で、糸鋸、ヤスリ、旋盤を使用した作業をご紹介しましょう。

 

糸鋸

糸鋸とは、金属のフレームに糸のような鋸歯を張ったもので、主に金属板を切断するために使用する。

習熟すると、曲線や細かな加工も自在にこなすことができる道具である。

 

彼は時計作りにおいて、受けの切り出し、トゥールビヨンキャリッジの切り出し、その他細かい部品の切り出しなどにこれを使用します。

通常の時計制作に於いては、上記の加工を糸鋸を使用し、手作業で行うことは非常に稀であり、彼の時計がユニークピースである所以と言えるでしょう。

ヤスリ

ヤスリとは、棒状の鋼一面に細かい歯をつけたもの。

平、丸、三角、四角、笹葉、半丸、甲丸等の様々な形状があり、目の細かさも段階的に区分されている。

 

この様々なヤスリを用いて、受けの整形、その他部品の整形、面取り作業を行います。

旋盤

旋盤とは、工作機械のひとつで、工作物を主軸と共に回転させ、往復台上に固定した刃物を前後左右に動かして、工作物を切削する。

 

様々なアタッチメントを取り付けることにより、穴あけ加工、歯切り加工なども行うことができます。

 

旋盤を用いて、地板の切削、穴あけ、天真制作、各種ピン制作、歯車の軸加工等を行います。

 

このように、ほとんどの部品に彼自身が手を加えることにより、大量生産品にはなし得ない、独自性をもった部品となります。