菊野昌宏

1983年2月8日北海道深川市生まれ

2008年 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ 卒業

2011年 A H C I 準会員  

2013年 AHCI正会員

Masahiro KIKUNO

KIKUNO was born on February 8, 1983.

2005-2008 - Hiko・Mizuno College WOSTEP course.

2011 - AHCI Candidate

2013 - AHCI Member

不定時法腕時計(和時計)

  2011年、日本人時計師・菊野昌宏が開発・製作に成功した「不定時法腕時計(和時計)」は、12の干支が書かれた駒(インデックス)が季節の変化に伴って自動的に移動する「自動割駒式和時計(じどうわりごましきわどけい)」です。
 不定時法とは、夜明けと日暮れ(昼)、および日暮れと夜明け(夜)までの間を6等分し、それを一刻(いっとき)とする時刻の表示機構ですが、日の出と日の入りの時刻が季節によって変化するため、一刻の長さは日々、変化していきます。江戸時代に日本で製作された和時計は、これに対応するため、季節ごとに干支の間隔が異なる文字盤に交換したり、移動式の駒を手動調整する機構などを開発しましたが、菊野昌宏が製作した「不定時法腕時計(和時計)」はかつての和時計を参考に、この機構を腕時計サイズにまで凝縮した世界初の腕時計です。この機構における駒は、夏至では昼の駒の間隔が広がり、夜の駒の間隔が狭まります。冬至では逆に、昼の駒の間隔が狭まり、夜の駒の間隔が広がります。
 また、この時計にはブルースチール仕上げされた不定時法針の他に、通常の時分針も装備され、定時法による正確な時刻も同時に読み取れるように配慮されています。

■スペック
名称:不定時法腕時計(和時計)
サイズ:縦50.0×幅44.0×厚さ16.0㎜
ムーブメント:手巻き ETA製Cal.6498ベース
        オリジナル・デザインのブリッジ組み込み
        不定時法による時刻表示
        通常の時分針も装備
ダイアル:ハンドペイントによる十二支時刻表示
針:手作業によるブルースチール仕上げの不定時法針と
  金色仕上げの定時法針
他仕様:シースルーバック

非売品